新編西尾市史 通史編1 原始・古代・中世
案件の概要
前回の『西尾市史』の編さんから30年余り。多くの歴史資料の発見などによって新たな知見が蓄積されたことや、平成23年に1市3町(西尾市・一色町・吉良町・幡豆町)と合併したことを背景に、新たな西尾市の全体像を伝えるため『新編西尾市史』が制作されることになりました。『新編西尾市史 通史編1 原始・古代・中世』は、旧石器時代から戦国織豊時代の西尾市の歴史を文化・自然・美術・民俗といったさまざまな視点からまとめた一冊です。
アプローチ
打ち合わせ時にはDTPオペレーターが直接お客さまの要望を聞いて、見栄えが良い体裁を提案。文字サイズやレイアウトを細かく調整し、情報量の多い地域史をわかりやすく伝えることを重視しました。本文中には、既刊の『新編西尾市史 資料編』と照らし合わせられるよう史料番号を文末などに付し、難解な史料の理解を補えるよう工夫。また、縦書きにした時に違和感のある漢数字を一つ一つ別の書体に変更することで、美しい文字組みを目指しました。表紙には、西尾市の国宝「金蓮寺弥陀堂」の写真を大きく配置。書名を入れた濃紺の帯とのコントラストを引き立たせた、シンプルでありながら、西尾市の歴史を感じさせる重厚な表紙デザインに仕上げました。
クレジット
- Client
- 西尾市
- Contents
- 社史・市町村史・記念誌
- Specification
- A5サイズ/862ページ/上製本/ケース付
カバー:アートポスト 111kg PP加工
表紙:布クロス
本文:書籍(クリームキンマリ)50.5kg
見返: OKミューズコットン 白 118kg