桑名城下切絵図
―文政8年城下絵図による桑名藩士居宅―
案件の概要
三重県桑名市京町にある博物館「桑名市博物館」。歴史上人物に関する企画展やテーマに沿った特集展示など、年間を通じてさまざまな展覧会を行っています。今回は一般競争入札で落札し、当社にて制作。以前販売され、好評につき完売したという「桑名城下絵図」をリニューアルして冊子化したもので、19世紀の桑名城下の絵図に描かれた桑名藩士の名前を完全翻刻した一冊です。
アプローチ
城下切絵図は言うなれば、200年前の住宅地図。当時の道路を境に区域を決め、それに対応するように文字を配置しました。ぺージに収まりきらない文字は行間を詰めるなどし、読みやすさを重視。また、表紙の書体はスタンダードなもので見やすく、全体の雰囲気に合う「リュウミン」を採用しました。後世においても貴重な歴史資料として活用されるであろう本書。印刷・製本の仕上がりにも細心の注意を払いました。
クレジット
- Client
- 桑名市役所
- Contents
- 書籍制作
- Specification
- A4サイズ/128ページ/無線綴じ/
表紙:マットPP加工
本文:マットコート紙
- Production group
- DTPグループ